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┃特集 1┃政党政治の果て
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〈ルポ〉
埼玉クルド人コミュニティ「最悪の選挙」が残したもの
安田浩一(ノンフィクションライター)
「外国人デマ」に向き合う──参院選の重い教訓
橋本直子(国際基督教大学)
〈ルポ〉
「声なき声」の参政党支持──分断と対話のゆくえ
宮原ジェフリー(選挙ライター)
ソーシャルメディアと陰謀論の伝播──「財務省ヘイト」のメカニズム
秦正樹(大阪経済大学)
計数感覚をもって政策を語るための財政学
掛貝祐太(茨城大学)
〈インタビュー〉
既成政党の世界的敗北
水島治郎(千葉大学)
社会保険料 誰の負担が重いのか
大沢真理(東京大学名誉教授)
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┃特集 2┃ガザのいま、中東の未来
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世界はイラク戦争を忘れたか─書き換えられる中東の顔
酒井啓子(千葉大学)
飢餓の構造──ガザ人道財団という「死の罠」
清田明宏(UNRWA保健局長)、解題=金子由佳(立教大学講師)
〈インタビュー〉
パレスチナから目を離すな
ハミッド・ダバシ(コロンビア大学)、聞き手・解説=早尾貴紀(東京経済大学)
〈対談〉
ガザ、“巨大な炉” ──パレスチナ連帯と気候正義の複合性
中村峻太郎(翻訳者)×松下新土(詩人)
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◆注目記事
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〈ルポ〉
「齋藤旋風」兵庫の傷痕
松本 創(ノンフィクションライター)
「アジア太平洋諸島戦争」の視座──植民地支配、戦争、核実験
竹峰誠一郎(明星大学)
〈新連載〉
親愛なる身体へ 第1回 私と友達になりたいなら
李琴峰(作家)
法の支配を誰が守るのか──国際刑事裁判所 赤根智子所長に聞く
駒林歩美(ドイツ在住ライター)
〈対談〉
ジェノサイドの種は「平時」に生まれる
長 有紀枝(立教大学)×廣瀬陽子(慶應義塾大学)
〈連載〉
脳力のレッスン(278) 特別篇 戦後八〇年への沈思熟考(前篇)
寺島実郎
共感は敵だ──収奪のトランプ政治
三牧聖子(同志社大学)
〈スケッチ〉
呪われたエレベーターホール
金原ひとみ(作家)
〈シリーズ夜店〉
到来する呼びかけ──森崎和江と「わが沖縄」
大畑 凜(大阪大学)
〈リレー連載〉
シリーズ「戦後」解体 座談会 労働と戦争の距離
大澤絢子(東北大学)×佐々木 啓(東洋大学)、司会=古波藏 契(東京科学大学)
〈連載最終回〉
「変わらない」を変える 第28回 新自由主義の焼け野から
三浦まり(上智大学)
〈インタビュー〉
フェイクの時代に抗して──デジタル・アーカイブの力
渡邉英徳(東京大学)
日本版「AI法」のゆくえ
堀口悟郎(神戸大学)
猛暑こそ活きる断熱住宅
高橋真樹(ノンフィクションライター)
〈連載〉
原発事故 検証の空白 第3回 公表されなかった放射線量測定値
吉田千亜(ライター)
〈連載〉
最後は教育なのか? 第11回 部活動を誰が担えるのか──内田良さんに聞く
武田砂鉄(ライター)
〈リレー連載〉
隣のジャーナリズム──映画記者の格闘
石飛徳樹(映画評論家)
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◇世界の潮
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◇死刑執行再開──法務省が当てにした「世論」
佐藤大介(共同通信)
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◇本との出会い
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◇言葉と言葉のかくれんぼ 第17回 未来の前書き
チョン・スユン(翻訳家)
◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて
新城和博(編集者)
◇本とチェック 第28回 桃のような人
金承福(クオン代表)
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●連載
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午前1時のメディアタイムズ 第6回 ポピュリストたちの夢の跡
若林 恵(編集者/黒鳥社)
アジアとアメリカのあいだ 第9回 ニューヨーク、ヌエバヨル、そして
望月優大(ライター)
彼女たちの「戦後」 第11回 中山千夏──アマチュアが輝いた時代
山本昭宏(神戸市外国語大学)
あたふたと身支度 第12回 党首のいでたち
高橋純子(朝日新聞)
片山善博の「日本を診る」(190) 選挙の公正さへの疑念を払拭するには
片山善博(大正大学)
この社会の社会学 第8回 「日本人は無宗教」なのか
横井桃子(愛知大学)
気候再生のために 第36回 争点にならぬ「気候」──参院選と日本政治の現在地
江守正多(東京大学)
いじめ後遺症 第6回(最終回) 被害者中心主義へ
斎藤 環(精神科医)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第337回(25・6~7)
編集部
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○記憶をもった鏡 ジェーン・エヴリン・アトウッド『Darya』
戸田昌子(写真史家)
○岩波俳句
選・文 池田澄子(俳人)
○アムネスティ通信
○読者談話室
○編集後記
○表紙画
土屋未久(表紙 道 2025、裏表紙 揺れる 2025)
○キャラクター・扉絵
西村ツチカ
○アートディレクション
須田杏菜
○本文デザイン
大原由衣+都井美穂子