WEB世界

雑誌『世界』のWebマガジン

MENU
  • 特集 袴田事件

    袴田事件 再審拒否の東京高裁判決に抗議します

  • 連載 はかまたさん

    連載 はかまたさん

  • 連載 デルクイ

    連載 デルクイ

  • 連載 モザンビークで起きていること

    連載 モザンビークで起きていること

  • 連載 ドキュメンタリー解体新書

    連載 ドキュメンタリー解体新書

  • 書評

    SEKAI Review of Books

新着記事

雑誌『世界』最新号

世界 2020年6月号

世界 2020年6月号

【特集1】 生存のために コロナ禍のもとの生活と生命

 いま、私たちの生存は、二つの方面から危機にさらされている。
 ひとつは、新しい感染症をもたらすウイルスそのものから。
 そしてひとつは、大恐慌以来と目される大不況と経済混乱による生活破綻によって。

 グローバルなヒトの移動とモノの流通の発展は、21世紀の人類社会に未曾有の経済成長と、そして格差をもたらしてきた。その経済と社会の基本構造を、新しいウイルスは直撃している。

 1週間後、1カ月後、この経済と社会がどうなっているのか。感染拡大の状況はどうなっているのか。かつての日常に私たちは戻ることができるのか。
 見通しは、きわめて不鮮明である。
 はっきりしていることは、ウイルス感染と生活破綻によって生命を脅かされる市民を一人でも減らさなければならないこと、そしてこの二つの側面は切り離せない関係にあるということだ。
 まず、苦境に直面している世界各地の状況と取り組みを共有したい。
 そのうえで緊急に求められる対策・政策について考察する。
 私たちの生存のために、総力をあげて特集する。


【特集2】 大恐慌とグリーン・ニューディール

 気候変動と新しい感染症には、いくつかの共通点が存在する。
 どちらも人類の経済活動と環境破壊に起因していること、国境に関係なく不都合な結果がグローバルにもたらされること、平等に作用するはずに思えて実際には格差社会の中で不平等な作用をもたらすこと、そして対策が容易ではなく、新たな処方箋を必要としていること。

 気候変動とコロナ大恐慌に、どのような対策が求められているのか。
 金融緩和や旅行代補助、商品券といった処方箋の数々は、感染症対策への布マスク2枚と同じく、もはや有効な手段を現政府が構想できないことの証明でしかない。
 グリーン・ニューディールこそ、検討の俎上にあげなければならない。
 これは、我々の側のショック・ドクトリンである。

閉じる